歯の教室

自分の歯をコンピュータでつくれるってホント?

♯歯の知識

「歯科用CAD / CAMシステム」とは

歯の治療で施される「かぶせもの」に代表される歯の補綴物ほてつぶつ。

これまで手作業でつくられてきた補綴物の製作工程の大部分をデジタル機器に置き換える歯科医療の新しい仕組み・・・。

それが「歯科用CAD / CAMシステム」です。

おロの中を撮影する特殊なスキャナを使い、患者さんのおロの中をなそっていきます。

このスキャナは一般的な平面のスキャナと違って、おロの中に入れやすいよう、独特の細長い形状をしています。

3Dスキャンしたデータをコンビュータに送り、おロと歯のデータを作成します。

コンビュータには専用のソフトウェアが入っており、歯のかたちのほか、かみ合わせをシミュレートするなど、その患者さんにびったりの歯のデータをつくれます。

歯の材料をセット。マシンで自動的に削られ、精密に加工されて、歯の原型ができあがる。

こうした、歯のかぶせものをコンビュータと専用マシンを使ってつくる、CAD/CAMシステム。

高い精度と同時に効率性をもたらす装置として高く評価されており、今後ますますの普及が見込まれます。

もしもみなさんがむし歯になられた際は・・・、近い将来このシステムがお役にたつ日が来ることでしよう。