株式会社 松風

歯の教室

溝をふさいでむし歯を予防

生えたばかりの永久歯や入試がむし歯になりやすいのは、やわらかくて、でこぼこ!?だから。

お子さまの奥歯のかみ合わせの面には、歯ブラシでは届かないほどの、複雑で深い溝があります。
また、奥歯はある程度年齢を重ねることで、だんだん硬くなっていくものですが、お子さまのうちは、表面のエナメル質が薄くてやわらかいのです。
歯の硬さの成長は竹に似ています。例えるなら、お子さまの歯は”たけのこ”。成長するにつれて竹のように硬くなるのです。
また、お子さまの歯、とくに奥歯は、汚れがたまりやすく、そのうえ、年齢的にもまだうまく歯みがきができなかったりと、むし歯のなりやすい要素がいくつかあることがわかります。

お子さまのむし歯から守ってくれるシーラントとは?

シーラントは、お子さまの奥歯の溝をふさいで。事前にむし歯を予防する方法で、歯科医院で行います。
お子さまの生えたばかりの永久歯や乳歯のかみ合わせの溝など、むし歯になりやすい箇所を専用の素材でふさいでしまうことで、むし歯を予防します。

シーラントFAQ

■シーラントを考える時期は?どの歯にするの?

【おすすめ時期 その1】3歳~4歳頃

・おとなも上手にブラッシングで汚れを落としてあげにくい

【おすすめ時期 その2】6歳頃

・もっともむし歯になりやすい歯
・永久歯の中で一番初めに生えてくる歯
・見えづらい場所にあるのでケアが行き届かない場合も

【おすすめ時期 その3】12歳頃

・歯ブラシの毛先が届きにくい
・小学校高学年で生えてくる歯

■どんな風にしてもらうの?(施術の流れ)

 

■奥歯以外にはできないの?

シーラントは、前歯の裏にも施すことができます。奥歯のみならず、実は前歯の裏にも深い溝があります。
上の前歯は、特に溝が深く、歯ブラシによるケアも他の歯に比べてやや難しい場所にあります。
また、口を大きく開けても見えづらいため、汚れていても保護者の方も気づきにくいため、磨き残しが見られがちです。

■むし歯にもできるの?

シーラントは予防が目的で用いられる方法で、むし歯ではない歯に施すのが一般的です。

■大人にはできないの?
シーラントは、成人の歯にも有効です。お子さまの歯よりも硬い成人の歯。それでも成人の歯、特に奥歯はむし歯になりやすいことはたしかです。
こうしたことから歯科医院によっては大人でもシーラントに対応してもらえる場合があります。

いかがでしたか?
シーラントはむし歯予防としては有効な方法ですが、ずっとむし歯にならないわけではなく、あくまでも、むし歯になりづらくする処置です。
そのため、毎日のブラッシング習慣や、正しい食生活など、日常のケアも引き続き大切にしましょう。