歯の教室
歯医者さん 見学ツアー
歯医者さんはこわいところ?何をされるの?
たしかにはじめて歯医者さんにいくのは、お子さまも保護者も心配ですよね。でもどんなところなのか事前にわかれば、安心して行けるはず。
歯医者さんを見学してみましょう。
歯医者さんをのぞいてみよう
歯医者さんでは患者さんがリラックスできるよう、明るい雰囲気の院内やできるだけ負担のない治療を行なうなど、さまざまな工夫がなされています。歯医者さんでの主な診察の流れをみていきましょう。
■受付
歯医者さんに入ると受付があります。保険証や診察券などを渡したり、患者さんのことや症状を問診票に記入します。
■問診/カウンセリング
診断の参考にしてもらうために先生とお話しすることを問診、そしてどんな治療を希望するかを事前に相談することをカウンセリングといいます。患者さんは歯やお口について悩んでいることや希望を伝え、それを受けて歯医者さんや歯科衛生士さんがどのような検査が必要か検討したりします。
■お口の中の検査
まずはお口の中を目で見てチェックします。患者さんが気になっているところがどんな状態なのか、他に気になるところは無いかを確認します。
さらに、骨や神経といった外からは見ることができないお口の内部の状態を見るためにエックス線写真と呼ばれる機械で写真を撮影します。
■診断
問診・カウンセリングや検査の結果をふまえ、どこが悪いのか、どのように治療をする必要があるのかを患者さんに伝えます。
■治療/メインテナンス(むし歯予防)
歯医者さんで行なっているのは、むし歯の治療だけではありません。ときにはフッ化物塗布やシーラントといったむし歯予防の処置をします。
また、むし歯や歯周病の予防のいっかんとして、お口の中をクリーニングします。さらに、むし歯になりそうな歯はないか、診てもらえるのも大きなメリットのひとつ。むし歯予防のため、定期的に歯医者さんに行くことをおすすめします。
■歯みがき指導
むし歯を治療してもらっても、歯に汚れが付いていれば、またむし歯になります。
患者さんや保護者は、歯医者さんや歯科衛生士さんに歯の磨き方・仕上げ磨きの仕方を教えてもらいましょう。
歯の治療に役立つ「ひみつ道具」
歯医者さんには、いろいろなひみつ道具があります。それぞれ患者さんにあわせて、歯医者さんが使い分けています。
そんな歯医者さんの治療の精度を上げるひみつ道具を見てみましょう。
■診療台
さまざまな道具が備え付けられている、治療のための専用のイスです。
■エックス線写真
外からでは見えない隠れたむし歯や、歯の根、お口の骨の状態などを写し出します。
■CT(シーティー)
外からでは見えない隠れたむし歯や、歯の根、お口の骨の状態などを写し出します。
■マイクロスコープ
口の中の顕微鏡。肉眼では分からない小さなむし歯などを大きく拡大して見ることができます。
■口腔外バキューム
治療の際に、患者さんのつばや小さなほこりを一気に吸い込み、診療台の周辺の環境をきれいにします。
■モニター
エックス線写真やCT、カメラで撮影した画像を映し出します。患者さんは歯医者さんの説明を聞きながら自分の口の状態を画面で確認できます。
歯科医院のお仕事紹介
先生だけじゃない!歯科医院のなかにはいろいろな専門家がいます。
■歯科医師
患者さんの歯の治療だけではなく、予防治療を通じて患者さんの口の健康を守ります。
■歯科衛生士
むし歯や歯周病の予防、治療の補助、歯を健康に保つための指導など、患者さんのお口のケアを行う専門職。幼稚園や小学校などに出向いて指導を行う歯科衛生士さんもいます。
■歯科技工士
患者さんの歯の詰め物、入れ歯、矯正器具などをつくったり修理したりするお仕事です。歯科医院ではなく「歯科技工所」と呼ばれる場所で作業をしている方が多いので、普段見かけることは少ないかもしれません。
■歯科助手
器具の準備、消毒から治療のサポートまで、歯科医師と連携しながら幅広く治療現場をサポートする役割です。
■歯科医療事務
患者さんの受付やお会計、次回の約束など、窓口業務を行います。
【歯医者さんデビューしよう!】
いいこといっぱい。歯医者さんデビュー
歯医者さんデビューはできるだけ早い年齢がおすすめ。
お子さまの歯やお口に気になることがなくとも、定期的に歯医者さんで健診を受けることで、小さなむし歯や噛みあわせの問題などを早期に発見できることも・・・。
その他にも早期の歯医者さんデビューはさまざまなメリットがあります。歯医者さんデビューがまだのご家庭はぜひご検討を。