絵本「ライオンぼうやとサバンナのまじょ」は、ストーリーの中に、むし歯予防のエッセンスを散りばめることで、歯に対する理解を深めていただけるよう編集されています。
お子さまへの読み聞かせの際の一助としていただくために、絵本のポイントをまとめました。

■ライオンぼうやは甘いものが好き、という設定になって いますが、実は甘いものを食べることがむし歯の直接の 原因になるわけではありません。

むしろ、好きなものを欲しい時に食べるダラダラ食いの 食生活の方が問題。

■この絵本はこうした「むし歯に対するあやふやな知識」 をたしかなものにしていただきたいという目的をもって 編集しました。

■読み進めていただくことで、ライオンぼうやを反面教師 にしていただきながら、むし歯とその原因、予防の方法に ついて、おわかりいただけるようなっています。

■むし歯菌は、食べ物を栄養にし、お口の中を酸性にします。 そして、歯の表面が酸性になると、歯からカルシウムが溶け出してしまい、 むし歯になりやすい状態になります。それを中性に戻すのが、唾液の役割です。

■また、睡眠中は唾液が出なくなります。食後、歯磨きをせずに、すぐ寝てしまう ということは、つまりはむし歯菌を洗い流さない状態のまま、しかも唾液が 少ない状態になってしまうので、非常にむし歯のリスクが高くなる、 というわけです。

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■ひどいむし歯になってしまうと、歯を抜かないといけない。 歯医者さんにこんなイメージをもっていませんか?

最近の歯科医療は「なるべく自分の歯を残す」という 考え方が基本です。

■永久歯は一度抜いてしまうと二度とはえてきません。 むし歯の原因になっている箇所は確実に治し、 健康な箇所は残す。

医療技術、材料、道具がそれぞれ進化をとげることで、 そんなひとにやさしい治療ができるようになってきました。

■むし歯は人間特有の病気で、野生動物にはむし歯はないと言われています。

自然環境には歯医者さんはいません。
野生動物の食べるエサは、かたく歯ごたえがあります。
それらをしっかりと噛んで食事をすることで、歯磨きをしているのと同じ効果が得られるため、
むし歯にならないのです。

■なんらかの原因で歯を損ねたり、歯が弱ってしまうと・・・。
それは野生動物にとって死を意味します。

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■歯磨きをしてさえいればむし歯にはならない、というわけではありません。

■ライオンぼうやは幼くしてお母さんをなくし、お父さんもむし歯予防に対する知識が欠けていたため、
残念ながらむし歯になってしまいました。

■こうしたことにならないためにも、保護者自身が正しく、新しい歯の知識をもたれ、
お子さまをリードしていってあげる必要があります。

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■むし歯予防の最大のポイントは「再石灰化」。 再石灰化とは唾液に含まれるカルシウムやミネラルにより 歯が自ら修復することをいいます。

■「いつも何か口に入れていないと気が済まない」のが ライオンぼうやの生活習慣。

これがよくない理由は、食事の後、再石灰化に進んでいると ころで、さらに食べ物を食べることで、せっかくの再石灰化の 効果を途中で寸断してしまうということにあります。

■ですから、寝る直前の飲食だけでなく、だらだら間食を する食生活も、歯にとってよくないのです。 逆に規則正しい食事というのは、歯にとってもメリットが あります。

■ちなみにライオンぼうやはキャンディーやチョコレートが 大好き。こうした歯に引っ付きやすい食品を、だらだら食べる 生活をしていれば・・・。

むし歯になってしまうのはいうまでもありません。

■噛む効果とは単に食べ物を小さくつぶすだけではありません。 噛むこととは、唾液を分泌することにもつながります。 よく噛める健康な歯を保つことは、むし歯を抑制する働きのある唾 液をより多く出せることでもあるのです。

■よく噛むことは、脳の発達につながったり、栄養を効率よく体に 吸収できるなど、歯を丈夫に保つ以外のメリットもあります。

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■同様にして、噛むことというのは、高齢者にとっても重要な ポイントとなってきます。噛むことで消化がよくなり、また大脳 を刺激するので認知症予防にもつながります。

■ライオンぼうやはたしかに定期的に歯医者さんに通ってい ました。しかしそれは歯が悪くなってから、その都度通院する というもの。実はこの通院スタイルは、日本の患者さんの 歯の治療に対するよくある考え方です。

■北欧をはじめとする海外では、悪くなってから行くのでは なく、日頃からむし歯の予防のために行く所、という考え方を します。 そのため同じ年齢の高齢者を比較した場合、日本は入れ歯を している人が多いのに比べ、北欧では自分の歯が残っている 人が多いというデータがあるそうです。

■歳をとると入れ歯をするというイメージがあります。 若いうちから、歯を悪くしないうちにメインテナンスをするよう にしていれば、本来は一生自分の歯で食べ続けることが できるのです。

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■自分の歯は命よりも大事!? もちろんそれはおかしな表現です。 でも歯は一旦削ってしまったり抜いてしまうと、 二度と元に戻ることはありません。

■ライオンのお父さんは命をとられることまで覚悟 しましたが、最初にお伝えしたように、野生動物に とって歯が残っているかどうかは死活問題。

歯がなければ、自然環境で生きていけません。

したがって、自分の命と引き換えにすることは、 ひいてはぼうやの健康を守ることでもあるので、 必ずしも不平等な交換条件ではありません。

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■魔女の魔法で、健康な歯を取り戻した (というよりも乳児に戻った)ライオンぼうや。

でも、乳歯って大人になるまでに生え変わるんでしょ・・・?

なーんてタカをくくっていれば、結局大人のライオンに なったときに再び困ることになるでしょう。

■なぜなら生え変わるからといって乳歯のむし歯を放っておくと、 必ず永久歯にも、むし歯がたくさんできます。

意外と知られていないこの事実。

■さてその後のライオンぼうやは・・・? そう、立派な大人のライオンに成長することでしょう。

もちろん、

お母さんライオンの厳しくも愛情あるしつけがあればこそ、 ですが・・・。

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